MBTIで職場ストレスを軽減!タイプ別理解でチーム力UP
目次
従業員の個性と向き合い、生産性の高い職場づくり
「従業員同士の些細な衝突が多い…」「なぜか特定の部署で離職率が高い…」「部下の本音が分からず、どう指導すればいいか悩む…」このようなお悩みをお持ちの経営者様や人事担当者様は少なくありません。職場の人間関係は、ストレスの大きな原因となり、従業員のモチベーション低下や生産性の阻害、ひいては離職に繋がることもあります。近年、自己理解や他者理解を深めるツールとして「MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)」が注目されています。MBTIは、個人の性格特性を16タイプに分類し、それぞれの思考や行動の傾向を理解するのに役立ちます。本記事では、MBTIを活用して職場のストレスを軽減し、チームのパフォーマンスを最大化する方法を解説します。従業員一人ひとりの個性を尊重し、強みを活かせる職場づくりを目指しましょう。
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職場の人間関係が引き起こす「ストレス」のメカニズム
コミュニケーションギャップが生まれる原因
私たちは皆、異なる価値観や思考パターンを持っています。この違いが原因で、意図しないコミュニケーションギャップが生じ、誤解や不信感が募り、ストレスへと繋がることが多々あります。例えば、論理的に物事を進めたい人と、感情を重視する人との間で意見が衝突したり、細かな指示を好む人と、大枠だけ示してほしい人との間で齟齬が生じたりすることです。
【事例】
従業員40名のIT企業I社では、新プロジェクトチームの立ち上げ後、メンバー間の意見対立が頻繁に発生していました。特に、詳細な計画を重視するメンバーと、まずは行動したいと考えるメンバーの間で衝突が多く、プロジェクトの進捗に遅れが生じる事態に。チーム全体のストレスレベルも高まり、一部のメンバーは退職を検討するまでに至っていました。
職場のストレスが企業に与える影響
職場のストレスは、単に個人の問題に留まりません。従業員のモチベーション低下、集中力の散漫、健康問題(メンタルヘルス不調)に繋がり、結果として生産性の低下、欠勤率の増加、離職率の上昇といった形で企業に深刻な影響を及ぼします。これらの悪循環は、企業の競争力低下にも直結します。
MBTI活用で得られるメリット
- 自己理解の深化:自身の強みや弱み、ストレスを感じやすい状況、効果的なストレス対処法を把握できます。
- 他者理解の促進:同僚や部下、上司の行動原理を理解し、なぜそのような言動をするのかが分かり、共感や尊重の気持ちが生まれます。
- コミュニケーションの改善:相手のタイプに合わせたコミュニケーション方法を学ぶことで、誤解を減らし、円滑な人間関係を築けます。
MBTIを活用して職場のストレスを軽減する具体策
相手のMBTIタイプを理解することで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
タイプ別:コミュニケーション戦略
| MBTI指標 | タイプ例 | コミュニケーションの傾向 |
効果的な接し方・ 伝え方 |
| エネルギーの方向性 |
外向型 (E) |
人との交流で活発になる |
・積極的に会話に誘い、意見を引き出す ・集団でのディスカッションも有効 |
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内向型 (I) |
1人で考える時間を好む |
・話す前に考える時間を十分に与える ・一対一で落ち着いて話す機会を設ける |
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| ものの見方 |
感覚型 (S) |
具体的な事実 / 現実重視 |
・事実に基づき、具体的で詳細な情報を提供する ・抽象的な表現は避ける |
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直感型 (N) |
抽象的な概念、可能性を重視 |
・大局的な視点や将来の可能性を示す ・アイデア出しやブレーンストーミングも有効 |
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| 判断の仕方 |
思考型 (T) |
倫理や客観性に基づいて判断 |
・結論から簡潔に伝え、次に根拠やデータを示す ・感情ではなく事実で話を進める |
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感情型 (F) |
人の気落ち、価値観に基づいて判断 |
・相手の気持ちや意見を尊重し、共感を示す ・チームワークや人間関係の調和を重視する |
|
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外界への 接し方 |
判断型 (J) |
計画的に行動し、結論を好む |
・事前準備を徹底し、スケジュールやタスクを 明確に提示する |
|
知覚型 (P) |
柔軟に対応し、選択肢を好む |
・複数の選択肢を示し、柔軟な発想を促す ・状況の変化にも臨機応変に対応する |
【事例】
前述のIT企業I社は、社会保険労務士の提案でMBTIをチームビルディングに導入しました。各メンバーが自身のタイプを理解し、他のメンバーのタイプについても学ぶ機会を設けました。例えば、「計画重視のJタイプ」と「柔軟性重視のPタイプ」の違いを理解したことで、プロジェクトの初期段階で計画のすり合わせを入念に行い、途中の変更にも柔軟に対応できる体制を構築。メンバー間の理解が深まり、意見対立が減少したことで、チーム全体のストレスが軽減され、プロジェクトも順調に進むようになりました。
タイプ別:職場でのストレス要因&対処法
それぞれのタイプがどのような状況でストレスを感じやすいかを知り、それに合わせた対処法を理解することは、ストレス軽減に非常に効果的です。
| MBTI指標 | タイプ例 | ストレスを感じやすい状況 |
効果的なストレス対処法・ 企業側の配慮例 |
| エネルギーの方向性 |
外向型 (E) |
・孤立、一人での作業が続く ・刺激が少ない環境 |
・チームでの協業機会を増やす ・休憩時間に雑談を促す ・意見交換の場を設ける |
|
内向型 (I) |
・人との交流が多すぎる ・突然の注目、情報過多 |
・一人で静かに集中できる環境を確保する ・発言を強要せず、意見は書面でも受け付ける |
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| ものの見方 |
感覚型 (S) |
・抽象的な議論 ・非現実的な目標 ・情報不足 |
・具体的なデータや過去の実績に基づいて説明する ・詳細なマニュアルや手順を用意する |
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直感型 (N) |
・細かいルーティン作業 ・現状維持ばかり求める ・可能性を否定される |
・新しいアイデアの提案を受け入れる ・自由な発想を奨励する ・将来の展望を共有する |
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| 判断の仕方 |
思考型 (T) |
・非論理的な決定 ・感情的な対立 ・不公平な扱い |
・論理的で客観的な理由を説明する ・公平な評価制度を明確にする ・感情論を避ける |
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感情型 (F) |
・人間関係の摩擦 ・不調和 ・個人的な批判 |
・こまめな声かけで状況を気遣う ・ポジティブなフィードバックを心がける ・感謝の言葉を伝える |
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外界への 接し方 |
判断型 (J) |
・予定外の変更 ・曖昧な指示 ・無計画な行動 |
・事前に情報共有を徹底し、見通しを明確にする ・計画の変更は早めに伝える |
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知覚型 (P) |
・厳格なルール ・急かされる ・選択肢が少ない |
・柔軟な働き方を認める ・状況の変化への対応力を評価する ・複数の選択肢を提示する |
まとめ:MBTIで個性を尊重し、職場のストレスを乗り越える
MBTIは、従業員一人ひとりの個性と向き合い、相互理解を深めるための有効なツールです。MBTIを通じて、自身の強みやストレスの原因を知り、他者の異なる特性を尊重することで、職場におけるコミュニケーションギャップを解消し、無用なストレスを軽減することができます。結果として、従業員一人ひとりのモチベーションと生産性が向上し、企業全体のチーム力強化へと繋がるでしょう。
よくある質問
Q1: MBTI診断を社内で実施する際の注意点はありますか?
A1: MBTIは、個人の特性を理解するためのツールであり、優劣をつけるものではありません。また、タイプは絶対的なものではなく、あくまで傾向を示すものです。診断結果を人事評価に直接結びつけたり、タイプで人を決めつけたりするのではなく、あくまで「自己理解・他者理解を深めるための材料」として活用することが重要です。
Q2: MBTIは、職場のどのような場面で活用できますか?
A2: MBTIは、新入社員研修での自己紹介、チームビルディング、リーダーシップ研修、キャリア開発、メンター制度の導入など、様々な場面で活用できます。特に、コミュニケーション改善や、部署間の連携強化、プロジェクトメンバー選定の際の参考情報として有効です。
Q3: MBTI以外の性格診断ツールもたくさんありますが、どれを選べば良いですか?
A3: 性格診断ツールには、MBTIの他にもエニアグラム、ストレングスファインダーなど様々な種類があります。それぞれに特徴があり、目的や用途によって適切なツールは異なります。例えば、MBTIは個人の思考や行動の傾向を理解するのに適しており、チームビルディングやコミュニケーション改善に役立ちます。
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